易経を読むブログ

易占目的の ブログ ですが「易経を読む」と謳っているのは、易占に易経は不可欠であるという考えからです。「有料記事」は知っておくべき六十四卦の見方や占例を記してみました。無断転載禁止。

占の覗き見

昨日の参院選に関して、
某候補者の当落占をしている人がいました。

得られたのは、
謙の上六 とのこと。

(得卦の無断使用、失礼)

普通の可否占ならば、
あまりよい判断のできないところです。

卦の象においても、
世に出る形ではないし。

しかし、辞に、
鳴謙。利用行師征邑国。
と、あります。

この、
用って師を行り邑国を征するによろし。
をどう解したらいいのか。

選挙は戦さですし、
邑国ですから大勝利ではないにしても、
どうにか勝つようにも思われる。

小生の今の卦爻理解では、
明確に断を下すことができない。

だいたい、
謙遜の卦に 「行師」 というのも、
なんだか腑に落ちない。

けれども、
五と上の辞においては、
戦争のことを云っているのですね。

これは、初から上へと、
爻が進むにしたがって、
謙の意味が薄れてきて、
世の中には不平不満が充満して、
暴動が起きるというのでしょう。

復、師、謙、豫の四卦に、
行師を云っているのですが、
これは卦に、震、坤があるからです。

けど、
選挙占とか、受験占は、
まあ難しいですから、
お遊び程度にするのが無難ですね。

ちなみに、
占的となったこの候補者は、
どうにか当選したようです。