乾為天(有料記事)では書きませんでしたが、
柳下「易入門」の p.116 に、
「貞」の三つの意味が書いてあります。
貞は易の重要 ワード なので、
「易入門」を読んでよく理解しておくとよい。
真勢易では、
貞とは、正常固の三義を具せり。
と云っています。
貞には、
・貞正
・貞常
・貞固
の三つの意味があるのです。
それぞれ・・
・正しい
・常である。常識である。
・「易入門」では “かたくな” としていますが、
正しい状態を固く守る。
・・ということです。
そのほか、
「孚」も易の重要 ワード なので、
三つの意味をおさえておきましょう。
・心の中に孚(まこと)がある。
・人が信じてくれる。
・信験(しるし)がある。
これは、
昭和初期の易書に出ていたものです。
最後の「信験」は、
小生もよくわかりませんが、
たしかなききめ。必ず然り。証拠。あらわれ。違うことなし。
ということです。
たとえば、
「新釈漢文大系 易経」で爻辞の勉強をすると、
これら三つの意味に遭遇します。