易経を読むブログ

易の 辞・変・象・占 について記しています。読書、日記、時事も。無断転載禁止。

楽しみが過ぎる

漢の武帝の詩にこうあります。
「歓楽極まりて哀情多し」

× × × × 

また、
礼記にはこうあります。
「楽しみは極むべからず」<曲礼上>

楽しみはその果てまで尽くすべきではない。
快楽を求める心は、限りのないものであり、
その極には倦怠と絶望が待っている。

出典:「中国古典名言事典」諸橋轍次 

× × × × 

これらは、易卦で云えば
雷地豫の上爻でしょうか(冥豫)。

楽しみだけを
追求するという態度は、
倦怠と絶望を招くことになる。