易経を読むブログ

易の 辞・変・象・占 について記しています。読書、日記、時事も。無断転載禁止。

震てんでんこ

震為雷 二爻には、
わかりやすい辞が掛かっています。

× × × × 

震来厲。
億喪貝。躋于九陵。
勿逐。七日得。
 象曰、震来厲、乗剛也。

× × × × 

この爻の時は、
震・来りて・危うし。
という時です。

五爻とは違って、
まだ下っ端ですから、
財産などほったらかして、
とにかくそこから逃げよと。

「剛に乗」っていますから、
今の居場所が大きく揺れる、
これを大岳氏などは、
経済上の変動・政変、
天災、人からの迷惑・・などと
読んでいます。

震源地であり、
雷の破壊力であり、
荒々しい人物である下の剛爻が、
鬼のようにあなたに迫って来るのです。

「各自、逃げよ!」
そんなところです。