天沢履のことを、
「神社を参拝する卦である」
としている人がありました。
小生などは祭祀の卦というと、
もっと別の卦を思うのですが、
履をお祭りの卦と見ても、
よいでしょう。
履は「礼の卦」ですから、
「祭礼」と解すればよいのです。
「履ハ礼ナリ。礼ハ人ノ履ム所ナリ」
と程伝にあります。
「説ンデ乾ニ応ズル」
これは履の彖伝です。
卦象としては、
乾を天の神さまとすれば、
兌は巫女さんです。
兌の和順をもって天の道を履み行なう。
礼の用は和を貴しと為す(論語)。
・・というのです。
× × × ×
調べてみると、紀藤元之介氏が、
「先祖の祭祀が必要」
と占考していました。