祭・祀・享は、
どれも「まつる」ですが、
厳密に使い分けるとすると
こういう違いなのだそうです。
「祭祀」は、「祭り」の義。
「祭・祀・享」は皆
「まつり」(祭)であるが、
分説すれば、
「祭」は天神を、「祀」は地祇を、
「享」は人鬼をそれぞれ祭ること(程伝)。
(新釈漢文大系 易経)
・・なんだそうです。
すなわち、
「祭」は天の神様。
「祀」は地の神様。
「享」は人の霊魂。
をまつるというのです。
さっき読んだ周易述義の文章では、
ちゃんと使い分けてありました。
天神を祭り、地祇を祀り、人鬼を亨す。
(易経講話の引用文)
ちなみに、
「亨」は「享」と通用するので同じです。