易経を読むブログ

易占目的の ブログ ですが「易経を読む」と謳っているのは、易占に易経は不可欠であるという考えからです。「有料記事」は知っておくべき六十四卦の見方や占例を記してみました。無断転載禁止。

祭・祀・享

祭・祀・享は、
どれも「まつる」ですが、
厳密に使い分けるとすると
こういう違いなのだそうです。

「祭祀」は、「祭り」の義。
「祭・祀・享」は皆
「まつり」()であるが、
分説すれば、
「祭」は天神を、「祀」は地祇を、
「享」は人鬼をそれぞれ祭ること(程伝)。
(新釈漢文大系 易経

・・なんだそうです。

すなわち、
「祭」は天の神様。
「祀」は地の神様。
「享」は人の霊魂。
をまつるというのです。

さっき読んだ周易述義の文章では、
ちゃんと使い分けてありました。

天神を祭り、地祇を祀り、人鬼を亨す。
易経講話の引用文)

ちなみに、
「亨」は「享」と通用するので同じです。