山沢損の失せ物占につき、
易学大講座の[占考]ページには、
このような記述があります。
紛失物は・・・
多くは外に出て手に戻らず、
戻っても其の三分ノ一は失はれてゐませう。
これ、わかりますか?
これは、
易経に云う卦変説であり、
真勢流の交易(交代)生卦という
技法を使っているのです。
損は泰から来たとする見方です。
䷊ → ䷨
泰九三の一陽が外に出て往き、
その一陽はそこで艮止している。
損が得られたというのは、
こうした動きを教えているのです。
で、
「外に出て」「戻らず」
と占考しているので。
損卦の彖伝には、
損、損下益上。其道上行。
と記されてありますネ。
「三分ノ一は失はれて」いる、
というのは、
☰ → ☱
の変化を見ています。
3分の1 が欠けていますね。
× × × ×
知っておくと、
使える場面があるかも。