水風井は、
地天泰の交代生卦(交易生卦)として、
観卦・占考されることがあります。
(生卦法または卦変説)
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水風井は、元は地天泰であって、
泰卦の一陰(六五)と一陽(初九)が、
交わって(交易して、交代して)、
井卦となったと見るのです。
大岳氏は易学大講座において、
井卦の占考として、
- 家出人は時として水に入って生命を失っている。
と見ていますが、これなど、
泰の一陽が外に出て行って、
外卦で坎水に陥っている象を
井に見ています。
また、
井の初六においては、
- 目的物が他へ運び出されている。
- 当てにしていたものが不意になる。
と占考していますが、
これなどは、井初爻の陰を、
泰の初爻から一陽が外へ飛び出し、
なくなってしまっているものとして、
爻の動きを見ています。
勿論、
筮前の審事によって、
こうした爻の動きに、
合理性が認められた場合にだけ、
かく、占うのですが。
知っておくと、
役に立つかもしれません。