易経を読むブログ

易占目的の ブログ ですが「易経を読む」と謳っているのは、易占に易経は不可欠であるという考えからです。「有料記事」は知っておくべき六十四卦の見方や占例を記してみました。無断転載禁止。

六変筮の思い出

易を学び始めの頃、
占例検討会においては、
六変筮に依る占題が多かったので、
小生も六変筮で得た卦を提示すると・・

ベテラン先生から、
「初学者のくせに何だ」
と激しく叱られたことがあります。

本日、その先生が書かれた、
六変筮に関する文章を読んでいると、
そんなことを思い出したのでした。

ここに挙げた三項目は、占的を幅広く取って、
様々なことを見ようとするのが六変筮法とするからです。
但し初心者は無闇矢鱈に用いてはならない占法であり、
三変筮をマスターしてから使うことです。

その時先生は、
なぜ六変筮を用いてはならないのか、
理由を話されませんでした。

てか、
易の先生というのは、
そんなに手取り足取り、懇切丁寧に
説明してはくれないものです。

ていいますか、
説明したところで、
理解できないのです。

たとえば、
初学者が岩波易経を読んで、
得るところはあるでしょうか。

易の世界は、
わかる人にはわかる、
わからない人はわからない、
と、そんなところがあるのです。

方術、学問、芸術、職人・・
の世界とはそういうものでしょう。

小生の考えも、
ここでは述べないことにします。

ただ、
易を嗜む者は、
そういう聞きかじりの理屈に走るよりも、
素直に三変筮の可否占を実践し、
日々易経を読んでさえいればそれでよい、
とそんな気がいたします。

理屈のほうは、
後々自得できればよいのです。

(小生の話をすれば、
易経を読んで10年くらいしたところで、
易経を読むとはどういうことかが、
おぼろげながら見えてきた・・
と、そんなふうでした。つまり、
易経を読むとはどういうことかも、
始めのうちはわからないのです)