「易─占法の秘伝」より、
三変筮(可否占)における
特記事項を書き抜いてみます。
ただし、
丸写しではなく、
アレンジしてあります。
× × × ×
- 三変筮の得卦を見るにあたっては、問題の周辺事情まであれこれ読む必要はない。可、否、を断ずればよい。
- 周辺の事情を詳しく見たり、事の推移成行きを知りたい場合は、「象占」が中心となる六変筮を用いればよい。
- 伏卦の爻辞は見ない。
- 「このようにすれば吉」のように条件付きの爻辞を得た場合は、問占者は易の教えどおりには行動できないと心得よ。
- 重病人を占って、祭祀に関係のある辞に遇えば大凶。「岐山に亨す」「有廟に仮る」「禴を用いるに利あり」など。
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1. 2. 4. は当ブログで
しょっちゅう述べています。
重要だからです。
4. は易経を読んでいないと、
爻辞の構造が見えて来ないと、
理解不能かもしれません。
3. については、
高島氏などはこれを見ています。
易学大講座にも、
見ている箇所がある。
後年の大岳氏ならば、
訂正した箇所かもしれません。
私見では、
これを見てしまうと、
再筮のごとくになってしまい、
占筮に対する神聖さが
薄らいでしまうのでは
ないかと思います。
5. は、どうでしょうか。
小生は「信仰として」支持します。
また祭祀の辞を得た時には、
神仏を祀ることが除災招福となる。
こういう判断のできるところが、
辞占の奥深いところです。