易経を読むブログ

易占目的の ブログ ですが「易経を読む」と謳っているのは、易占に易経は不可欠であるという考えからです。「有料記事」は知っておくべき六十四卦の見方や占例を記してみました。無断転載禁止。

位を重んじる

易の勉強会においては、
新人さんほど、べらべら、べらべら、
オレ、知ッテルヨ、的なことを、
自慢げにしゃべる人が多いと、
聞いたことがあります。

易卦の六爻で云えば、
初爻のような人なのでしょう。

つまり、
自分を出すべき時ではないのに、
正しく落ち着いておれない。

昔、茅楊会に居られた方が、
こんなことを云っていました。

「大熊先生は、講義が終わると、
 『質問はありませんか』と聞くのですが、
 初心者が挙手をしても、
 『質問はないようですね』と、
 指名することはありませんでした」

これなどは、おそらく、
「あなた、まだ、質問できる
 立場じゃないでしょう?」
ということなのでしょう。

まだ易経も読んでおらない、
人様も占ったことのない人に、
どうして真っ当な質問ができましょう。

何よりまだ新人さんです。

「潜龍」であれ、
今は黙って勉強なさい、
と、そんな塩梅なのでしょう。

かつて、
易を勉強するグループには、
そのような風潮がありました。

易が爻位を重んずるように。

はたして、今は、
どうでしょうか。

もう、こういう考え方は、
古いのでしょうか?

ネット上を見てみまするに、
風紀が乱れているようにも、
思われるのですが。

黙っておれぬ、人ばかり。