易の勉強会においては、
新人さんほど、べらべら、べらべら、
オレ、知ッテルヨ、的なことを、
自慢げにしゃべる人が多いと、
聞いたことがあります。
易卦の六爻で云えば、
初爻のような人なのでしょう。
つまり、
自分を出すべき時ではないのに、
正しく落ち着いておれない。
昔、茅楊会に居られた方が、
こんなことを云っていました。
「大熊先生は、講義が終わると、
『質問はありませんか』と聞くのですが、
初心者が挙手をしても、
『質問はないようですね』と、
指名することはありませんでした」
これなどは、おそらく、
「あなた、まだ、質問できる
立場じゃないでしょう?」
ということなのでしょう。
まだ易経も読んでおらない、
人様も占ったことのない人に、
どうして真っ当な質問ができましょう。
何よりまだ新人さんです。
「潜龍」であれ、
今は黙って勉強なさい、
と、そんな塩梅なのでしょう。
かつて、
易を勉強するグループには、
そのような風潮がありました。
易が爻位を重んずるように。
はたして、今は、
どうでしょうか。
もう、こういう考え方は、
古いのでしょうか?
ネット上を見てみまするに、
風紀が乱れているようにも、
思われるのですが。
黙っておれぬ、人ばかり。