往蹇。来誉。
象曰、往蹇来誉、宜待也。
── 水山蹇、初六
往けば益々蹇難に陥る。
止まれば「賢いね」と云われる。
(大岳氏は止まれば安らかさを保つと)
象伝曰く「時を待つべし」。
実に三変筮(進退占)の、
しやすいところです。
しかし、ちょっと待った。
然し時を待つべきだと教えても
待ちきれずに失敗する事が多い
傾きがあります。
(易学大講座)
実占においては、
こう考える必要がある。
それは何故か?
これは易経を読んでいないと、
いくら考えてもわからないでしょう。
初爻というのは、
未熟ゆえに前に進みたがるのです。
そういう質なのです。
それと、
この初六は、
位が正しくない。
陽位にいる陰爻ってのは、
タチが悪くて、
不満のために無闇に動くんだよね。
大岳氏は、
そういうことを云っていて、
占において活用すべし。