易経を読むブログ

易占目的の ブログ ですが「易経を読む」と謳っているのは、易占に易経は不可欠であるという考えからです。「有料記事」は知っておくべき六十四卦の見方や占例を記してみました。無断転載禁止。

蹇の解ける時

これから新しいことをするに際して、
水山蹇を得たら「おやめなさい」だけど、
現在蹇難(行きなやむ)にある人でしたら、
やはり動いてはいけないんだけど、
ではいつまで辛抱したらいいのか。

「高島易断」によれば、
上爻の時まで耐え忍びましょうと、
いうことになります。

上六の辞に、
「碩(おお)いなり。吉」
とあるからです。

それから、
卦の終りですから、
蹇が極まって運気が変ずるのですね。
たとえば、次の雷水解とかに。
蹇難が解け散るので。

たとえば、
コロナ禍で経営が傾いている時に、
廃業如何を筮して第四爻を得たら、
上爻までの二か月なのか、二年なのか、
耐え忍んで居れば、時運が転換して
自然と経営が立て直せますよ・・
などと占うことも出来ます。

しかし実占では、
そこまで耐えられるか否かが、
問題なのですが。