雷風恒を読み終えましたが、
わかりにくい卦だと感じました。
不易之恒とか、不已之恒とか、
カワラザルノコウ ヤマザルノコウ
テツガク的な面も読みにくい。
震巽は気なので形がない。
ゆえに常という状態を固く守り、
長く久しくそれを維持していって、
はじめてモノになるというのだろう。
「易入門」の運勢にはこうあります。
方針に迷う時ですから、
旧事を守って精励すれば、
次第に繁昌します。
震巽ですから「迷う」のでしょう。
だが方針は変えずに、倦まず、
根気よく気長にやって
長期的に吉を築いてゆく、
まるで偕老同穴の夫婦のように、
とそんな卦だと思いました。
(だが、六爻についてみれば、
浮気心が出たりなんかして、
なかなか常が保てないのだが。
人間だもの。笑)