この本もおすすめの易書なのですが、
八幡書店の「高島易断」って、
現在入手できるのでしょうか?
たとえば、
今井「新釈・易経」に引用されている、
程伝、本義、玩辞、本義通釈・・などの諸説で、
意味不明だった箇所が、この本によって、
疑問が解消されることがあります。
呑象翁のこの易書は、
程子、朱子、項安世、胡炳文・・などの、
説・文章を参考にしているからです。
出典は明記してありませんが、
文章がほぼ引用されてあることも。
そこには眞勢「周易釈故」の説もありますが、
「按ずるに・・」となっている眞勢の文章を、
勝手に自説のように使ってあるのには、
おや? と思うことも。
それは扨ておき、
おすすめできる名著だと思います。