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四陽の卦を大壮といふが、
これは陽の盛んなるをもって言っている。
ならば、四陰の卦は、
これを陰の盛んなるとして、
大衰と言うべきなのに、
大観(陽)が上に在って四陰が仰ぎ見るとして、
観と名づけている。
つまり、
陽中心の見方をしている。
これは、何故か。
それは、易が、
「陽を扶(タス)け陰を抑える」
という考え方をするからです。
陽や君子の立場から、
辞が繋けられているのです。
なので、占においては、
そうした陽のみを重んじる見方ではなく、
キチンと陰の象をもとらまえて、
運気を見なければならないのです。
特に、
辞占において注意が必要です。
単純に、
爻辞に当て嵌めただけの占だとか、
三変筮とはそういう占法だなんて、
それもネットで公表するなんて、
世界中に向かって 「自分はド素人です」 と、
公言してるようなもの。
わかる人は、ちゃんといて、
口に出して言わないだけで、
腹を抱えて笑ってますよ。