易経を読むブログ

易の 辞・変・象・占 について記しています。読書、日記、時事も。無断転載禁止。

原義解釈

風地観の二爻は、
闚観。利女貞。
です。

利女貞(リジョノテイ)は、
「女の貞(てい)に利ろし」
と読むのが普通ですが、
「女の貞(と)いに利あり」
と読んでいる本もあります。*1

結婚の可否を占って、
この卦爻を得たとしましょう。

ここで、
問占者の女性が、
「専業主婦になるつもり」
と云っているとしますと、
どちらの読み方であっても、
「結婚して可」
と占うことになります。

では、
現在専業主婦の女性に対して、
「会社勤めをすることの可否」
を占ってこの卦爻が得られたら? 

「女の貞(てい)に利ろし」 と読めば、
「会社勤めしてはだめ」 という占になりますし、
「女の貞(と)いに利あり」 と読めば、
「会社勤めしてもよい」 と占うことになります。

これは辞のみによる占考ですが、
卦義・爻義までさかのぼって考えれば、
(大艮の二爻で大会社に入るとも云えますが)
「会社勤めしてはだめ」
と占断した方がよいと思われます。*2

何が云いたいかといいますと、
易の勉強がある程度進むまでは、
通説の本で勉強した方がよいと
いうことです。*3

*1:筮辞本来の意味に引き戻した解釈。

*2:甘っちょろさを会社に持ち込んで
トラブルを生じそうだからです。

*3:卦爻を見ない占を避けるため。