大壮の二爻、三爻、四爻の
このような爻の見方は、
知っておくとよいと思います。
朱子語類には、
「九二の貞にして吉は、只だ是れ自ら守りて進まず。九四は、却って是れ進む可きの象有り。蓋し陽を以て陰に居り、其剛を極めず、而して前には二陰に遇い、藩決するの象有り。進むと為す所以なり。九二の前には三四の二陽の之を隔つる有りて進むを得ざるが如きに非ざるなり」
といってある。
(易経講話)
大壮という卦の・・
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四爻の前方は、
五・上が陰画中断の象なので、
前が開けてすらすら進める。
二爻の前方には、
三・四の陽画が横たわっていて、
棒が邪魔で進んで行かれない、
そこで下卦の中位に止まるのである。
ついでに、
三爻の前には、
四の陽画が横たわっていて進めない。
そして、この震の主爻のことを、
「まがき」と云っているのである。
震=竹なので、竹で作った垣根。
× × × ×
易占につき、
易経不要論を唱える人がいます。
しかし、
こういう爻の見方は、
易経を読んでいなければ、
絶対に出来ないと知るべし。