易経を読むブログ

易占目的の ブログ ですが「易経を読む」と謳っているのは、易占に易経は不可欠であるという考えからです。「有料記事」は知っておくべき六十四卦の見方や占例を記してみました。無断転載禁止。

易経と帝王学

平積みされていた、
貞観政要」を立ち読みすると、
講談社学術文庫
こんなことが書いてありました。

「よき君主は諫言に傾聴する」

このような教えは、
易経にも出て来ます。

上卦を離とするならば、
六五の君主は、
柔中の徳をもった明君であり、
それが九二と応じておれば、
賢臣に耳を傾けることになる。

そうして、
五は二を登用し、一致協力して、
国家を正しく治めていく。

柔中の明君は、
剛中の剛腕君主より、
国運がよいということもある。

たとえば・・

      
      

比卦の九五の君主より、
(比の錯卦である)
大有の六五の君主の方が、
天下国家は景気がよいですね。

貞観政要」の句を、
易経流に言い換えるならば、
こうも云えましょう。

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大岳著「易学病占」より。