易経を読むブログ

易占目的の ブログ ですが「易経を読む」と謳っているのは、易占に易経は不可欠であるという考えからです。「有料記事」は知っておくべき六十四卦の見方や占例を記してみました。無断転載禁止。

舟の象

渙は巽木が坎水の上に浮かび、
   
中孚は巽木が兌水の上に浮かぶ。*1
   
渙も、中孚も、
木の舟が風に吹かれて水を渉るのです。
これを舟楫しゅうしゅうの象といいます。
(舟楫は繋辞伝の言葉)

ゆえに、
どちらも卦辞において、
「大川を渉るに利ろし」
と云っているのです。

*1:中虚の象でもあります。