朱子語類を拾い読み。
内容とは関係ありませんが、
著者のこんな文章が気になりました。
文学作品の場合は、作者の手を離れて
読者の想像のなかで勝手に「進化」してゆくが、
われわれのような「学術作品」は
事実や真偽の世界だから、作者の手を離れると、
たちまち学界の日進月歩の波に呑まれてしまう。
(三浦國雄)
これは書く立場からの記述ですが、
読む立場から云えば、易経などは、
文学作品(占筮の立場)として読むか、
「学術作品」として読むかで、
その読み方が異なるような気がします。
学術としては重要でも、文学・易占においては、
どうでもよいことはけっこうあります。
三浦先生の云うように、
「学術作品」は事実や真偽の世界ですから。
『「朱子語類」抄』の内容見本です。
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こちらは周易本義です。