易学大講座によれば、
火山旅の占意にはこんなのがあります。
人を占へば、
婦人など特にさうですが、
さびしい顔立ちで、
あまり愛嬌もなく、
自我も強いために、
人に好かれぬとします。
「さびしい顔立ち」
天地否の交代生卦より、
旅卦六五の状態を見ています。
䷋ ䷷
坤☷の仲間を離れて、否の六三が
外の五爻へ往くことで
顔に旅のさびしさが生じたのです。
「愛嬌もなく」
雑卦伝に「親寡旅也」とあります。
親しみの少ない運勢なので、
愛嬌もないのでしょう。
「自我も強い」
旅卦は内に互卦の大過があります。
大(=剛)に過ぎるということで、
自我が強いのでしょう。
卦の特徴そのままに、
それを人物像としています。