易経を読むブログ

易占目的の ブログ ですが「易経を読む」と謳っているのは、易占に易経は不可欠であるという考えからです。「有料記事」は知っておくべき六十四卦の見方や占例を記してみました。無断転載禁止。

固定占はダメ

枯楊生稊。老夫得其女妻。
无不利。
── 大過、九二

枯れやなぎに芽を生じ、
おやじが若い女を得る兆し。
不利なし。

占においては、
以下のように辞占します。

× × × ×

「この男性と結婚していいか」
・・が占的だとしたら。

  • 将来愛人騒動があるので「不可」。
  • ふたりの年齢差が大きいなら「可」。大いに常を過ぎたおやじに、初の柔が救いとなる。但し、生殖能力があること。

× × × ×

「喫茶店経営をしてよいか」
・・が占的だとしたら。

  • 新規なことは「不可」。これから大過運となり、ひっくり返る。
  • 昔やっていたことの再興、復活ならば「可」。爻辞どおりに「一旦スタレタことが再び盛んになる」と占う。

× × × ×

斯様に占考します。

得卦、得爻の運勢が、
現在のことなのか、将来起こることなのか、
(今が枯れやなぎか、将来枯れるのか)
それを見極めるのです。

「〇〇してよいか」
を占った場合なら、
現在大過運でないなら、
そのことを始めることによって、
将来大過運になると見るのです。

この頭脳運動の仕方は、
「易学大講座」を
正しく読んでいるか否か、
その試金石になると思います。

(誰も教えてくれないよ)