易経を読むブログ

易の 辞・変・象・占 について記しています。読書、日記、時事も。無断転載禁止。

易は老婆心

パラパラ、易経を眺めていると、
これがナカナカ、面白い。

地天泰の三爻に、
平陂(へいは)とあった。
平らな土地が陂(かたむ)くのである。

対して、
天地否の上爻には、
傾否(けいひ)とある。
否の状態が傾くのである。

泰も、否も、
いずれ極まって傾くのであるが、
「傾く」とは、何と
宇宙的な表現なのだろうと、
そのスケールの大きさに驚嘆した。

三も、上も、
極まるところではあるけれども、
泰が決定的に傾くのは、
落城の象である上爻のはずである。

それを、早くも
三において述べているのである。

まだ完全には傾かない、
三爻において、
将来の転覆を警告している。

泰、否が、
やがて傾くのは、
易の理であるが、
安泰の方は三爻において、
早くも乱を述べてあるのは、
いかにも易経的な老婆心であると、
愚生は口角を上げて
ニンマリしたのであった。