易経を読むブログ

易の 辞・変・象・占 について記しています。読書、日記、時事も。無断転載禁止。

心中の象

風沢中孚の五爻には、
こんな占意があります。

家出人は・・心中など警戒を要します。
(易学大講座)

大岳氏はなぜ「心中」と占考したのか、
考えてみました。

・孚を以て固く手をつなぎ合う爻。
(爻辞に曰く、孚有りて攣如)
 手をつなぐ相手は六四 or 九二です。
 遺体が手をつないでいるのは心中です。

・山沢損を伏しており、命を損じる。

・内に孚のある卦も
 五爻になると孚の意が強い。
 故にこの爻にのみ「孚」字がある。
「至誠、天に通ず」はイイ意味ですが、
 孚も純粋になり過ぎれば死に近づく。
 昇天しちゃうのです。

はたして、
大岳氏はこんなことを考えたのか、
どうか・・