易経を読むブログ

易占目的の ブログ ですが「易経を読む」と謳っているのは、易占に易経は不可欠であるという考えからです。「有料記事」は知っておくべき六十四卦の見方や占例を記してみました。無断転載禁止。

豊と眼病

加藤大岳氏は、病占において、
雷火豊を得、
モノモライが目を蔽っている象を見ています。
(易学大講座)
  
流石です。

豊の卦象は、
離()の明るさを
震()がおおっていますからね。*1

得たのは初爻で、
大岳氏は之卦によって占考していますが、
現代はこれを伏卦とみなければなりません。

(以下、愚生による占考です)

伏卦の小過は大坎の象ですから、
これは現状の痛みを示しているのでしょう。

そして、初爻ですから、
まだ初期症状だと思われます。

辞を見ると、
旬ヲ過ギレバ災ナリ
とあります。

旬=10日を過ぎてしまうと、
災いになるというのですから、
早めに医者に診てもらったほうがよい。

実際、瞼の腫れによって、
白目に腐食が生じていたようで、
速やかな治療が必要であったようです。

以上、爻辞占ならば、
こんな占になると思います。

*1:白蛾は「震の隼(ハヤブサ)が離の雉(キジ)を獲る象」と。