加藤大岳氏は、病占において、
雷火豊を得、
モノモライが目を蔽っている象を見ています。
(易学大講座)
䷶
流石です。
豊の卦象は、
離(目)の明るさを
震(草)がおおっていますからね。*1
得たのは初爻で、
大岳氏は之卦によって占考していますが、
現代はこれを伏卦とみなければなりません。
(以下、愚生による占考です)
伏卦の小過は大坎の象ですから、
これは現状の痛みを示しているのでしょう。
そして、初爻ですから、
まだ初期症状だと思われます。
辞を見ると、
旬ヲ過ギレバ災ナリ
とあります。
旬=10日を過ぎてしまうと、
災いになるというのですから、
早めに医者に診てもらったほうがよい。
実際、瞼の腫れによって、
白目に腐食が生じていたようで、
速やかな治療が必要であったようです。
以上、爻辞占ならば、
こんな占になると思います。
*1:白蛾は「震の隼(ハヤブサ)が離の雉(キジ)を獲る象」と。