再掲「時中」

昨日、
誰かが閲覧していた過去記事ですが、
再掲しておきます。

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「時中」 という言葉は、

• 岩波文庫 「易経上」 p.50　
• 徳間書店 「易経」p.24　

に出て来ます。

だから、知っている人は、
知っています。

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恵棟は、その著書 「易漢学」 の中で、
「易尚時中説」 という項目を立てて、*1
その冒頭で、

易道深矣、一言以蔽之曰時中。*2

と述べており、時中について説いています。

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易経の経文、十翼で、
直接 「時中」 を語っているかどうかは、
小生知らず。

（まあ経文にはないでしょう）*3

けど、
易は辞だけでなく、
卦爻で語っているということが
あるのでね・・

正確には、
易は辞と卦爻のセットで、
思想や占いを表現している。

ここが、
詩経とか論語と違うところです。

文字だけでは、理解できない。
（書いてない）

けれども、
易経において、
「時中」 とか 「執中」 とかは、
大変重要な考え方なのです。

*1:易は時中をたっとぶの説。

*2:易を一言でいえば時中である。

*3:蒙にあるのは十翼です。