易経を読むブログ

易の 辞・変・象・占 について記しています。読書、日記、時事も。無断転載禁止。

農業の卦

風雷益は、

  • 農業の卦。
  • 耜(すき)で田を耕す象。
  • 肉体労働。

・・などと、
云われることがあります。

その根拠は、
繋辞下伝にあります。

× × × × 

木をりてと為し、
木をめてらいと為し、
耒耨らいどうの利、もって天下に教うるは、
けだしこれを益に取る。
(繋辞下伝)

木を削ってすきをつくり、
また木をたわめてらい(耜の柄)とし、
これを使って耕作することの便利さを
天下の人々に教えたのは、おそらく
益の卦から思いついたことであろう。
(岩波易経の訳)

× × × × 

赤塚忠先生による、
註釈を掲げておきます。

益卦の増益という意味から連想したのであろう。
一説に、益は、木を象徴する巽と
動くことを象徴する震とから成っているので、
木を土中に入れて動かすことを表わす(朱子)といい、
 
上から〓は柄、☷は木部、━はすきの刃部を
表わしている(王夫之説)のによるという。

参考まで。