古い易書を見ていると、
山沢損のページに、
「愛のこもったプレゼント」
という書き込みがありました。
うまい表現だな。
損卦を一言でいい表わしているな。*1
そう思って、柳下「易入門」に
転記しておきました。
後日、古書店で、
黄小娥「易入門」をめくっていると、
損卦の見出しとして、
「愛のこもった贈物」
とありました。
これはどちらが古いのだろう、
と思いました。
前者には奥付がありませんが、
調べてみると写真の易書のほうが、
古い書物のようです。
これはある易経講座を
文字起こしした本ですから、
ひょっとして、黄先生、
この講座に出席していたのか。
・・と、
そのようなことを空想してみた、
という話です。
*1:損は損下益上(彖伝)で、有孚(彖辞)の卦です。