易者の看板とするに、
地火明夷では具合が悪かろう。
離明がヤブれており、
情勢を見られぬ卦象だから。
同様に、
雷火豊もだめでせう。
離明が震の草叢に覆われて
暗い象だから。
真勢易では、
「少し意味の軽い明夷の象」
と云っています。
また、
山火賁もねえ・・
真勢易には、
「夜の象」とあります。
× × × ×
すなわち、
豊も賁も明夷に近い意味がある、
と覚えておくとよいです。
人は・・
豊かさに泥むと、
道徳が衰え智慧が暗くなる。
賁は虚飾になり易く、
実質を見失うこととなる。
・・と、
そんなことでせうか。