離、利貞。亨。
畜牝牛吉。── 離、彖辞
火は正しい所につくのがよい。通る。
おとなしくするのが吉。
火はそれ自身で存在することはできず、
何かについて光を発し、徳を現す。
で、オレがオレがと出しゃばらず、
正しいところにつけば通ると。
六二は、
柔が中正についており、
卦辞に適っています。
しかし、
火は暴発、炎上する危険があるので、
メス牛を養う──すなわち、
おとなしくしてあることを、
戒めているのです。
メス牛(坤)を養うを、
女性を養うと読めば、
筮前の審事によっては、
結婚占に応用できるかも。
今どきではないかもしれませんが、
良妻賢母タイプの女性との、
結婚の良否とか。