新潮文庫の海外文学は、
[訳注] が文章中に組み入れてあって、
読みやすいと感じます。
「ボヴァリー夫人」 より。
「赤と黒」 は、
光文社古典新訳文庫で読んだのですが、
ラスト10ページくらいに差し掛かったら、
ジュリアンが家庭教師としてレナール家を訪れたシーン、
レナール夫人がジュリアンを初めて見た時、
まるで女の子のようだと思ったシーンが
思い出されて目頭が熱くなったのですが、そこで、
今度は新潮文庫で読んで見ようということで、
喫茶店などで読んでいます。
「ボヴァリー夫人」 は、
朝起きた時に暁光の明かりを頼りに読んでいます。
[訳注] は有用ですし、訳文もとてもよいと思います。
拙者、フローベールには、
文章芸術の素晴らしさを感じます。