ある女性に乞われて、
結婚の可否を占ったところ、
風地観の四爻が得られたとします。
易学大講座には、
こうあります。
縁談などは話はよいが纏まらないと見ます。
可否についての、直接の言及はありません。
(爻辞はよいが、爻変は天地否であるとみています)
爻辞を見ます。
観國之光、利用賓于王。
立派な夫に接し寵愛せられ、
妻も内助の功を尽くす・・*1
と、読むことが出来ます。
(爻の状態も加味しての判断)
美辞ゆえ、
この結婚は吉ですよ、
と云いたいところですが・・
消息卦としてみれば、
この四爻は危険でもあります。
五の夫を凌ぐ勢いというか。
この爻を善くとれば、
爻辞の如くに占えばよいでしょう。
(仕官としての吉占)
けれども、
悪くとったなら、
正反対の解釈でもおかしくない。
(陰が陽を剥尽する卦)
横井伯典先生などは、
無条件に良い判断をしておりますが。
読者各位は、
どのように考えるでしょうか。
え?
そんなこと考えたこともない?