2024-09-20 正岡子規と易 周易 次は正岡子規の俳句です。易を点じ兌の卦に到り九月尽易をたてたら兌の卦に到った 九月の終り「到り」というのは、 筮竹を何度か数えて・・ 六変とか、十八変とか、 数えて「兌の卦」を得た。九月尽(くがつじん)は季語。 旧暦九月の末日のことで、深まる秋に 心が ヒリヒリ するのでしょう。 さびしい。あわれ。兌は秋です。また、 兌為沢は肺の病、痰(たん)の卦です。たしか、正岡子規って、 結核を患っていたのではないかしら。そうした歎きを詠んでいるのか。糸瓜(へちま)咲て痰(たん)のつまりし仏(ほとけ)かな子規、絶筆のひとつです。 享年三十四歳。