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亢龍悔あり。(乾為天、上九)
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国語辞典にも載っているし、
徒然草にも引用されています。
「亢竜の悔あり」とかやいふこと侍るなり。
月満ちては欠け、物盛りにしては衰ふ。
万 の事、先の詰まりたるは、破れに近き道なり。
(徒然草 第83段)
この句、SNSなどでも、
易経を少しかじった程度の人が
よく投稿しているようです。
一般読書人ならば、この句の意味を
理解すればよいのですが、
易占家は、岩波易経にある、
「陽剛居極」をよく味わうべきでしょう。
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つまり、この上九は、
六連奇の果て、もしくは
一番てっぺんに在る、ということを。