水火既済の六二。
爻辞曰、婦喪其茀。勿逐。七日得。
象曰、七日得、以中道也。
喪う →
中の道なり。
逐うなかれ・・
要するに、失った「物」や
目先の「損得」を追うのではなく、
「時」に従いましょうと云っています。
そうであるならば、
成るべきものは成る。
これが中の道であり、
時中なのであると。
そのようなことを云っている、
とても易らしい爻なのですが、
たとえば岩波易経などは、
学者が様々な註釈書を読んで、
頭でまとめあげただけの文章ですから、
初心者が読んでもちっともわからない。
易経が入門しづらいのは、
あるいは書き手の問題
なのかもしれません。