易経の繋辞下伝を パラパラ 眺めた。
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知者はその彖辞を観れば、
思い半ばに過ぎん。
「思い半ばに過ぎる」
大体わかる、ということ。
後世、よく用いられる句です。
卦辞を見れば、
どのような卦かは、
おおかたわかってしまうと。
雷天大壮の卦辞は、
「利貞」の二文字ですが、
これだけでどういう卦か、
わかれというのも・・
拙者は、
「知者」じゃないから。笑
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二と四とは功を同じくして位を異にし、
その善同じからず。
二は誉れ多く、四は懼れ多し。近ければなり。
柔の道たる、遠きに利ろしからざる者なれど、
その要の咎なきは、その柔中を用うればなり。
二と四は、臣の位であり、
五のために働く爻ですが、
両者の善さは同じではない・・
ということが書かれてあります。
「四多懼」は、
「三多凶」とともに覚えておくと、
占に使えることがあるでしょう。
四は、
上卦の下に位地し、
五を承けていますから、
懼れが多く思い切って動けない。
二は、
中を得ているという善さがある。
ここに書かれてあることを
よく理解していなければ、
易経を読むことは出来ません。
いや、
易経を日々読んでいなければ、
この条をよく理解することは、
出来ません。