行きつけの喫茶店で、
本田済『易学』を拾い読みしました。
同書の はしがき 冒頭に、
「これは易の概説である」
と一行取りで書いてあります。
この本は文学にたとえるなら、
「文学概論」「文学史」に該当するか。
愚生は文学作品そのものを
読むことに興味を持っています。
よりて易についても概説ではなく、
64卦384爻、卦・爻・辞と
その註釈に興味を持っている。
萩原朔太郎の『月に吠える』によって
口語自由詩が確立したという「知識」より、
『月に吠える』を読むことに興味を持っている。
易を学ぶにあたっては、
そのあたりを間違えないで、
易書を読む必要があります。