易経を読むブログ

易占目的の ブログ ですが「易経を読む」と謳っているのは、易占に易経は不可欠であるという考えからです。「有料記事」は知っておくべき六十四卦の見方や占例を記してみました。無断転載禁止。

占いとは

易占は偶々得られた易卦をもって、
占いをするのだけれど、考えてみれば
おかしな話だよね。
たまたまの易卦に何の意味があるのだと。
しかしよくよく考えてみれば、
生年月日時における命式、ホロスコープだって、
生れた瞬間の偶々の八字、星だよね。
これに何の意味があるのだよ。
オレ が占った人で、
「アタシ は手相しか信用しない」
と云った人があったよ。
手型や手の線は確かに ソコ にあるものだからと。
偶然や生年月日なんて アテ にならないものだと。
でも オレ は思う。
この人はなんて実証的で、想像力、文学性のない
思考回路なのだろうと。
因果関係の不明な、曖昧 モコ とした世界。
時の流れをある時点で止めて、その背後にある深い意味を
読み取ってみようとする試み。こういうものが
本来の「うらない」なのではなかろうかと。
論理的に説明できない意味の世界。
これは文法や学問では説明できない、
「文学」に近い行為だと云える。
こういうのが占いの醍醐味なのだとおもう。