易経を読むブログ

易占目的の ブログ ですが「易経を読む」と謳っているのは、易占に易経は不可欠であるという考えからです。「有料記事」は知っておくべき六十四卦の見方や占例を記してみました。無断転載禁止。

観光

観国之光。利用賓于王。
── 風地観、六四 

この句、
観光の語源なんだそうで。

占においては、
陰の長ずる消息卦であって、
群陰の一番てっぺんの陰爻、
と小生は見ているので、あまり
この辞に馴染みはありません。

辞を使うなら、
「王に賓たるによろし」
くらいか。

× × × × 

四は五の君主を承けていて、
国王を見ることは、ひいては
国を見ることであるし、
五は互艮の主爻なので輝光あり、
すなわち、
四が五を観るとは、
国の光を観るとなります。

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しかしこの解釈だと、
いわゆる観光ではないんだよなぁ。

四は、
内卦坤の国を観るのか。

とすれば光はいづこ? 

坤自体に光はないので、
君主である五の光が、
四三二初の空洞を通って、
(卦の形を見てください)
坤土に光が降り注ぐんだろうね、
たぶん。

君主の立派な政治によって、
国のあちこちが光り輝いている。

それを観るのが観光なのだと。

以上、
小生の妄想です。