易経を読むブログ

易占目的の ブログ ですが「易経を読む」と謳っているのは、易占に易経は不可欠であるという考えからです。「有料記事」は知っておくべき六十四卦の見方や占例を記してみました。無断転載禁止。

中にいる良さ

貞吉。── 大壮、九二 

ここには、
占辞だけで、
象辞がありません。

この爻は、
壮という時にあって、
中(ちゅう)を得ています。

また、
陽剛を戒める卦にあって、
陰位にいるので、高ぶらないし、
心に順(すなお)を包んでいる。
(動の中に静がある)

嵐のなかでホッと一息・・
といった按配でしょうか。

進退の占では、
進んではだめで、
止まって現状の中(うち)におるべき時。

易学大講座の病勢占では、
「小停止期」と云っていますが、
まだ病気の進む可能性はある。
(三、四爻と進み夬→乾となる)

現在の中(ちゅう)をいかに保つかが、
開運のポイントになります。

中を守っておれば、
結果的にそのほうが吉。