貞吉。── 大壮、九二
ここには、
占辞だけで、
象辞がありません。
この爻は、
壮という時にあって、
中(ちゅう)を得ています。
また、
陽剛を戒める卦にあって、
陰位にいるので、高ぶらないし、
心に順(すなお)を包んでいる。
(動の中に静がある)
嵐のなかでホッと一息・・
といった按配でしょうか。
進退の占では、
進んではだめで、
止まって現状の中(うち)におるべき時。
易学大講座の病勢占では、
「小停止期」と云っていますが、
まだ病気の進む可能性はある。
(三、四爻と進み夬→乾となる)
現在の中(ちゅう)をいかに保つかが、
開運のポイントになります。
中を守っておれば、
結果的にそのほうが吉。