最難関の資格試験の合否を占って、
地水師を得、競争率が激しいので、
今年はムリと断じたとします。
すると、
これはよくあることですが、
「ではいつ受かるでしょうか」
と問占者が訊ねるので、
「2年後には受かりそうです」
と答えたとする。
その心は・・
☷ ☳
☵ ☷
2年経てば、
師の一陽が二から四に越爻し、
豫の運気になることから、
「2」を出したのです。
× × × ×
すなわち、
こうした数の取り方ならば、
易で数を求められるのですが、
例えばナンバーズなどの数占は、
いくら修練しても、
当てられるようにはならない。
こうしたことを、
大岳氏は云っています。
主要な問題の判断が先行し、
それに追随して数が求められる
というのが、易に於ける
正法なのであって、
既に行われた判断の枠の中で
数を探し出すことになります。
(中略)
宝クジの番号数などには
先行すべき主要な判断が前提されず、
いきなり数字だけを求めるのですから、
易の正しい方法を
当て嵌めることができません。
(易学発秘)
小生はこの文章を読んで、
往復ビンタをくらったような、
衝撃を受けたのです。
(確カニソウダ)
(大岳恐ルベシ)
確かに易は、
数そのものを当てる機構には
なってはいないのです。
易の会報誌などでは、よく、
「金メダルはいくつ取れるか」
が占題となったりしますが、
占的を上手に工夫して、
主要な占的に付随させて
数を読み取るのでなければ、
そりゃ当たりっこない・・
そんなふうに
思ったのでした。
× × × ×
以前、
大岳易を「自称」する人が、
華麗な筮捌きではありましたが、
「講座に何人集まるか」を筮して、
いきなり数を求めていましたが、
あの人はほんたうに大岳易の
センセイだったのかと、
今ではいぶかしく思います。