柳下先生の著書には、
このような記述があります。
岳麓精舎の先輩たちは、
大岳先生を先頭にして、
易占の中に学問を持ち込んで、
積極的に易の議論を行いました。
(「易 占法の秘伝」)
加藤先生の易占の基礎には、
易経がどっかとあって、
易占はそこから派生しています。
ですから、たとえば、
易経にある卦意を無視して、
ただ機械的に方術を用いるような仕方を、
なにより嫌うのです。
「理由なく」爻変させる、
略筮法。
「理由なく」卦爻を動かす、
生卦法。
・・など。
大岳氏の易は、
霊感や特殊能力を排除して、
「合理的」に推究する易占法です。
我々凡人としては、
氏の敷いてくれたレールの上を、
ただひたすら進んでゆけばよい、
それが唯一の、
易占の秘伝であると、
云ってもよいでしょう。
以上のことは、
「易学大講座」「易 占法の秘伝」
をお読みになれば、
わかるはずです。