柳下尚範先生は、射覆占について
こう述べています。
射覆占の上手下手で、
占者としての技倆の優劣は
つけられないものであることを
知っていて欲しいと思います。
射覆占を一生懸命行い、研究しても、
象の見方は上手になりましょうが、
他の占いも上達するということは、
あまり期待できないのです。
（「易 占法の秘伝」）
射覆占は易の機構の埒外ですから、
的中させるのが難しいですし、
本来の易占からは外れたものなのです。
しかし、
このように記している柳下先生ですが、
先生は射覆占を三回連続して当てたために、
柳下の名を世に知らしめたのです。
面白い ｵﾁ として、
ここに記しておきます。
× × × ×
（おまけ）
易研究会の古い会報を見ていると、
特別寄稿された某先生の原稿があって、
柳下先生のことをこう評していました。
「柳下さんの占考は天才的であった」
