水沢節は、
苦節と云われることがあるように、
厳格なイメージのある卦だけど、
「色難に注意」という占意もある。
こういうところですね、
易占において得た卦の占示を
とらえるムツカシサがあるのは。
節だから節を守って吉とは短絡的に
判断できないのだ。
ウラナイとしては、
「節でないから節が出た?」
と頭の片隅に思いながら占考をし、
占者が自分の判断で
問占者が節を守れるのかどうかを
判定しなければならない。
こういうところが易占のムツカシサなのです。
暗記やおみくじ方式が通用しないのです。
ちなみに、節に色難を見ているのは、
三陰三陽卦は陰陽の交わりを見る卦ですし、
坎(色)を兌(よろこ)ぶ象を見てもよいでしょう。