易を読んでいると、
「離」の一字に、
はなれる。つく。
と正反対の意味があって、
不思議に思うでしょう。
こういうのを
「反訓」といって、
漢文法の本にも出て来ます。
(オレの持ってる本には出ています)
【反訓】文字の意味がもとの意味と
反対に用いられるもの(新字源)。
「離」以外にも、たとえば、
- 乱 → みだれる。おさめる。
- 息 → きえる。のびる。
などがあります。
「息」は、
十二消長卦の陰陽消長の説明で、
見たことがあるはずです。
× × × ×
一つの卦に、
反対の意味を見ることが、
占においてもあります。
たとえば、地山謙は、
自意識過剰の時に出ることがあって、
謙でないから謙が出るのです。
その外、
恒でないから恒が出た。
節でないから節が出た・・etc.
(これ、秘伝ですぞ)
こういうところも、
易占のムツカシサです。