昔の研究会で出された占例です。
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婚約が内定している女性に乞われて、
「結婚後の成行き」を占ったところ、
剥之謙を得たとのことでした。
爻卦は 乾離離坤離巽 です。
相手の男性は、北大を出て、
自動車の設計をしています。
女性は四大卒のOL。
下々がどう卦を読んだかは省いて、
研究会会長の判断を書きます。
䷖ ䷎
- 本卦は剥。すでに運勢は行き詰まっている。
- 坤を女性、艮を男性とすると、艮上坤下の形ですから、彼はあなたをリードして頼もしい存在でしょう。
- 之卦は謙。これは剥卦の内外卦が易位した形。すなわち、結婚すると男女の位置が逆転する。あなたが男性をリードし、彼は全く頼りにならない亭主となる。
- 本之卦ともに、一陽五陰卦。陰陽のバランスが悪い。気苦労が多いし、男性の女性関係も気になる。
- この卦では「しあわせにはなれない」と結論されました。
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これを実占の場において、
どう問占者に伝えたらいいのか、
ムツカシイところですね。
しかし、
この時は研究会でしたから、
「この得卦をこう読む」ということで、
よろしかったと思います。