易経を読むブログ

易占目的の ブログ ですが「易経を読む」と謳っているのは、易占に易経は不可欠であるという考えからです。「有料記事」は知っておくべき六十四卦の見方や占例を記してみました。無断転載禁止。

女難の相

紀藤元之介氏の
「問訊不要秘典()」には、
女難を蒙る卦爻(伝白蛾)もあるらしく、
これを男性の運勢占に得たならば、
女難を蒙るとあります。

× × × × 

●地天泰の九二 *1
●地山謙の初六 *2
●沢雷随の九五 *3
地雷復の六三 *4
●雷沢帰妹の六五 *5
●雷火豊の九四 *6
●兌為沢の九五 *7

・・この七爻です。

脚注は新井白蛾を考慮して、
 之卦をもって考えてみました。

× × × × 

明確に、
これが女難の相なのかどうか、
小生にはわかりませんが、
各自、検討してみてください。

*1:泰は陰陽の気が交わる卦。明夷に之く。陰女に離明が暗まされ傷つく。之卦の明夷を強く見ています。情熱に砂をぶっかける象ですね。

*2:謙は男子裸身の象。一男と五女の関係。明夷に之く。

*3:随は震男が兌女に随い悦ぶ象。金剋木で男が難を蒙る。震に之く。震は春情。騒ぎを起こす。

*4:復は姤の逆で一男が五女に遇う象。明夷に之く。

*5:帰妹は少女男を追うの象(白蛾小筌)。兌に之く。兌☱は女が男を悦ばし、君臨する。兌は男を惹きつける。兌は毀折。

*6:豊は震の草が離明を暗く覆う卦。三陰三陽卦で陰陽が交わる。震動、離火で激情。明夷に之く。

*7:兌には男を惹きつける吸引力がある。兌の谷底を覗くがごとし。兌は毀折。帰妹に之く。