易経を読むブログ

易占目的の ブログ ですが「易経を読む」と謳っているのは、易占に易経は不可欠であるという考えからです。「有料記事」は知っておくべき六十四卦の見方や占例を記してみました。無断転載禁止。

易自体の理解を

大学の先生はどうか知りませんが、
易占を主にするなら、公田連太郎翁の
この姿勢をもって、易経を読むとよいです。

『中孚。豚魚吉。利渉大川。利貞。』
この卦の文字の解釈には、いろいろな異説があり、
古来の学者、各々説を立てておるのであるが、
だいたいの意味は、結局、同じいことになるのである。
細かい文句の解釈には相違があり、
かましく議論しておるのであるが、
それは二千年後の今からではとうてい
解決し得られない問題である。
枝葉末節を議論して、根本の大事を忘れるのが、
多くの学者の弊風である。
今からはとうてい解決し得られない問題に
引っかからないで、
重要なる根本の趣意をみるべきである。
易経講話)

これは、
「新釈漢文大系 易経」を読むにおいても、
注意すべきことだと思います。

細かい文字の解釈、諸説に、
ページを割いていることがありますから。

しかし易占を主とするならば、
文字の解釈に拘泥するより、
易思想、易システム、卦爻と辞との関連・・
に意識を向けるべきです。