兌為沢の四爻は、
五につくか、三につくか、
迷いの生じるところです。
三ではなく、
五についた方が、
幸(さいわい)を得られるのですが。
程伝曰く。
五に従うは正なり。三を説ぶは邪なり。
でも、
情においては、
三に惹かれちゃうんだよね。
三は兌の主爻で、
兌は谷ですから、
高所から谷底を見下ろすように、
吸引作用があるんだよね。
けれど、
三は、おいしいけれども
毒のあるご馳走です。
男女占にたとえるなら、
三の魔性の女は遠ざけて、
五のしっかり者の女性を選びなさい・・
とこんな判断もあるかと思います。
しかし、
四は多懼の地ですし、
躍淵の地でもありますから、
剛毅の爻とはいえ、
なかなか決断できない・・
といえそうです。
気絶するほど悩ましい・・
のです。笑